セロー250の特徴

旅バイクと呼ばれるYAMAHAセロー250

YAMAHAセロー(SEROW)250は、1985年から販売されているオフロード向けの代表的な車種です。
ただし一般的なオフロードモデルと異なり、サスペンションストロークがなく、足つきを重視して比較的低めのシート高をしています。

見た目は完全にオフロード系なのに、乗ってみると通常のバイクと同じ視野となっているので、かなりユニークな構造をしているといえるでしょう。
逆に形だけのロードバイクというわけでは全くなく、悪路でも安定して走行をすることができる性能を持っています。
どちらかというとモトクロスのような強い上下振動が必要な走行ではなく、林道など公道以外の未舗装道路を走行するときに向いているバイクといえるでしょう。

既に販売されてから30年以上が経過していますが、常に最新の装備でモデルチェンジをしてきていることから、現在も人気が高い長く乗るのに適した車体です。
特に評価が高いのがツーリングのためのバイクで、長距離を走る250ccとしてはプロもおすすめをする車種となっています。

新型セローでは現在の排ガス規制に適合した燃費性能をしているとともに、山道を走れるパワーも維持しているという優れたものです。
セローが「旅バイク」と言われるのもそうしたところに理由があり、ふらりと出かけた旅先で山道を登ってみたりというような遊びができるでしょう。

「旅バイク」セローの使用感

セローに対しての評価として「スリム・軽量・コンパクト」ということがよく言われます。
小型のバイクは女性や初心者ライダーからとても人気があるのですが、ベテランライダーにとってもいろいろな場所で乗ってみたくなる人気のモデルです。

ちなみにセローは以前は225ccとして販売されていたのですが、2004年に一旦生産を終了したのちにセロー250として再び生産されるに至っています。
このとき全体的にフルモデルチェンジをされたので外観に変化が起こりましたが、以前よりセローに乗ってきた人のレビューを見ると、当初のコンセプトがそのまま引き継がれているということがわかります。

おすすめの利用シーン

セローが長年にわたりライダーたちから支持されている理由に、それぞれのシーンに合わせた使い方ができるということがあります。
街乗り中心の人やオフロード走行を好む人など使い方は人それぞれですが、セローはどんな場面でも快適な乗車性を保つことができるというメリットがあるのです。

とはいえ250ccは中型バイクでそれほど高い排気量ではないので、スピードを楽しむというよりは気軽な街乗りにするのがよいでしょう。
普段は通勤・通学や街乗りに使用しつつ、お休みにはちょっとした林道までツーリングをしてみるといったのもよい方法と言えます。
流行のキャンプにも持っていくことができるバイクです。