四国の秘境をツーリング!
秘境ツーリングは楽しい
日本の夏は暑い、秋も熱い、とにかく猛暑が継続するので夏になるとライダーはうんざりという生活が続きます。
秋になって少し暑さが軽減される日があっても、また暑くなるという事を繰り返し、早く涼しくなってくれないかと考えるのですが、今回は、四国、秘境の旅を紹介します。
日本三代秘境の一つと呼ばれる、徳島県三好市祖谷という場所、ここに向かって走ります。
スタート地点は香川県さぬき市です。
お遍路さんでにぎわう道の駅を出て、県道3号線、国道377号線、国道193号線を経由、最初に徳島県の吉野川を目的として出発します。
国道193号線を走ると土柱の看板、ここに立ち寄ってみると阿波の土柱と呼ばれるものがあり、なんでも世界三大土柱といわれる国の天然記念物という所、バイクの旅はこういうぱっと目についたところにすぐ寄れるというよさがあります。
100万年も前の氷河時代に堆積した扇状地が長い年月の間に隆起して、雨水などの浸食作用によってこのとんでもない景色が誕生したといいます。
これは是非、立ち寄ってほしい壮大な日本の景色です。
そこから県道193号を南下、県道12号に入りうだつの町並みという平成のよとは思えないような景色を堪能、その後、奥深い山を抜けて平家落人の里に向かいます。
平家落人伝説の待ち、祖谷
県道12号から国道32号に移り走っていくとそのうち祖谷口駅が見えてきます。
そこから県道32号へ、連続するワインディングロードを楽しみつつ、山道をどんどんどんどん進みます。
祖谷街道に入り走っていくと七曲りと呼ばれる難所があります。
バイクに乗る人にとってはここは結構怖い、でも楽しいというスリル満点のロードといえるでしょう。
度胸ためしにこの断崖絶壁の上にある小便小僧の銅像がある当り野岩の上に、昔の人は立ったようですが、これはしないほうがいいでしょう。
谷底まで200mという高さ、落ちたらシャレにならない距離です。
くねくね道を通り平家落人伝説のある祖谷へ到着します。
源平合戦で敗れた平家の落人がこの辺りに逃げ延び暮らしたという伝説が残る場所です。
追手が来たときに、いつでも切り離せるようにと刀で切りとおせるつたで組まれているというからず橋、ここは是非歩きましょう。
結構な高さがありますが、落人の当時の暮らしがとてもひっそりと隠されたものだったことを想像させます。
祖谷はそばがおいしいという事で、バイクを止めて目に入ったお蕎麦屋さんでそばを頂きます。
他の地域とはちょっと違い、麺が太目でざらつきがあり、そのざらつきによく汁が絡みおいしいです。
風味がすごくあってそばを食べたという感覚になります。
秘境は日の暮れが早い
ヨサク道を堪能しながら進み、日の高いうちに奥祖谷二重かずら橋をみます。
かずら橋が2本並んでかかっていて、男橋女橋と呼ばれるとか、夫婦橋と呼ばれるなど聞きました。
祖谷のかずら橋とは違い、西祖谷のこの二重かずら橋は有名ではないようでひっそりしていて、楽しめます。
そう高くないので高所恐怖症の方でも大丈夫でしょう。
秘境は日の暮れが早い、その上道がくねっているところが多いので、日が暮れるまでに岐路についてある程度のところまで帰るということが基本です。