バイクの塗装に必要な道具・費用相場とは?

自分でバイク塗装するのは難しい?

バイクの塗装と聞くと、難しそうなイメージがあるかもしれません。確かにまったく初めての人が塗装する時はハードルが高いかもしれませんが、タンクなど一部分だけの塗装や単色塗りなら比較的簡単に始められます。

バイクを自分で塗装できるようになると、世界で一台だけのバイクにできるだけでなく、小さな傷程度なら塗装でカバーする作業を自分でできるようになります。傷隠しの塗装程度なら、気軽にチャレンジできるでしょう。

バイク塗装をショップでお願いした場合、単色塗りでもタンクだけで約2万円、タンク・テールカウル・サイドカバーをセットで塗装した場合は4万円以上かかります。すでについている塗装を剥離する下処理で別料金を求められることも。一方、自分で塗る場合に必要な道具は以下の通りです。

  • DIY用車塗料スプレー 2000円~
  • サフェーサー 1300円~
  • 剥離剤 1200円~
  • クリアー 700円~
  • 耐水ペーパー 100円~
  • コンパウンド
  • パテ(凹みがある場合)

ショップに依頼するよりも、かなり低予算で塗装にチャレンジできますね。塗料は車用として売られているスプレータイプのものを選んでください。

自分で塗装する時に気をつけること

自分で塗装すると費用を抑えられるというメリットがありますが、手間や時間がかかるというデメリットがあります。塗料はなかなか乾きにくいのですが、十分に乾いてからでなくては重ね塗りや仕上げができません。場合によっては、一色塗るごとに数日バイクに乗れないという事態になることも。バイク塗装にチャレンジする時は、余裕を持った作業計画を立てる必要があります。

塗装する時は、作業環境を整えることも重要です。雨の日など湿度が高い時は塗料が乾きにくくなり、白化現象が起こる可能性もあるので、作業には向いていません。乾燥中は、雨風を防ぎ、風通しが良い保管場所を確保しましょう。

自分でのバイク塗装を成功させるコツは、とにかく手間を惜しまないことです。ペーパーがけ一つにしても、ムラなく丁寧にすることで仕上がりに大きく影響します。焦って塗料が乾ききらない内に作業を進めてしまうと、失敗の原因になってしまいます。時間や手間をかけずに美しく仕上げたいのなら、ショップにお願いすることをおすすめします。

バイク塗装の作業工程はヘルメットの塗装とほとんど同じです。まずはヘルメットの塗装に挑戦してから、バイク塗装の手順を確認するのもおすすめです。