ビーナスラインを駆け抜けよう!
本州トップクラスの絶景スポット
ツーリングの名所といえば北海道ですが、本州にもそれに匹敵するような走りやすくてキレイな道があります。
本州のちょうど中央付近に位置している長野県にあるビーナスラインは、関東でも有数のツーリングスポットとして知られています。
標高が高い位置にあることもあり、夏場には暑さを忘れた快適な気候となるので夏休み中のシーズンになるとたくさんのライダーたちが訪れているのを見かけることができます。
ビーナスラインがあるのは八ヶ岳中信高原国定公園の中で、全長76kmという大変長い距離を移動しながら高台からの風景を眺めて走行をしていくことができます。
特徴は開けた雄大な高原の景色が見られることで、白樺の木や四季折々の自然の花がじゅうたんのように山と丘を埋め尽くしていきます。
季節によって見られる景色が異なるということもビーナスラインの大きな特徴です。
一番の景色は夏の「ニッコウキスゲ」
ビーナスラインの行程では三峰展望台や白樺湖、霧ヶ峰高原といった有名な名所がいくつも存在しています。
見応えのある景色の連続ですが中でも最もよく知られているのは夏場にだけ見られる霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの風景です。
ニッコウキスゲは7月頃に満開を迎える黄色いユリ科の花であり、鮮やかで素朴な形の花が咲き乱れる風景は何度もポスターや絵葉書の図柄としても採用されています。
霧ヶ峰高原はテレビCMにもよく使われる場所なので、見たことがある有名な風景を実際に眼前にしたときの感動も味わえます。
高原では数多くの種類の花が咲くので6月には真っ赤なレンゲツツジ、秋口には長野県の県花でもあるリンドウも咲き乱れます。
ただし高原ということもあって冬の訪れも早く、雪が積もってからはビーナスライン周辺はウインタースポーツの名所となります。
ツーリングで訪れるときには夏場であってもあまり薄着になりすぎないようにし、温かい格好で風を切って走るようにしていきましょう。