ヘルメットのDIYをする方法
ヘルメットを塗装してみよう
ヘルメットはバイクに乗る上でかかせないアイテムの一つであり、ライダーの個性が色濃く出るものでもあります。最近は市販のヘルメットでも多種多様なデザイン・カラーリングのものがありますが、自分でペイントすれば世界に一つしかない、自分だけのヘルメットを手に入れられます。また、ヘルメットを選ぶ時に機能重視で選んだら好みのデザインのものがない…という場合もあるはず。自分で塗装することで、機能とデザインの好みを両立させたヘルメット選びができます。
ヘルメット塗装する際に必要な道具は以下の通りです。
- ベースとなるヘルメット
- マスキングテープ
- 耐水ペーパー(#320~#1500までの粗さを複数種類)
- サーフェーサー(下地塗料)
- ラッカー・ウレタン塗料
- 仕上げ用クリアー
- 塗料希釈用シンナー
ヘルメット塗装の手順・コツ
まず、ベースとなるヘルメットを元にデザインを考えます。ヘルメットは球形なので、紙の上だけでデザインを考えているとイメージと違う仕上がりになってしまうことも。デザインをパーツに分けて、描いた紙を切り、実際にベースとなるヘルメットに配置してみるといいでしょう。
デザインが決まったらいよいよ作業開始です。内装などの取れるパーツはすべて取り外してください。塗料が余計なところに付着してしまうと、なかなか元に戻せません。ヘルメットの準備ができたら、耐水ペーパーでペイントする部分を研磨していきましょう。すでにデザインが入っているタイプのヘルメットで既存デザインを完全に上書きしたい場合は、ペイントされている部分を特に念入りに磨いてください。
研磨し終わったら、塗料がついてはいけない部分にマスキングテープを貼ります。次に傷を埋めるイメージでサーフェーサーを吹きかけてください。その後、必要に応じて下地塗料を塗ります。単色ではなく複数色で塗装する場合、デザインに応じてマスキングし、塗料を塗っていきましょう。
塗料が十分に乾いたらデザイン部分のマスキングをはがし、#1000番台ぐらいの耐水ペーパーで表面を軽く磨きます。全体を磨いたら仕上げ用クリアーを吹き付けて、再度磨きます。ペーパーがけとクリアー吹きを2度ほど繰り返したら、全体のマスキングテープをはがして完成です。
ヘルメット塗装を成功させるコツは、ペーパーがけを丁寧にすることです。塗料のノリはペーパーがけに左右されます。全体をムラなく磨くことを意識してみてください。また、塗料を重ねるごとにしっかりと乾燥させることも必要で、ヘルメット塗装は根気が大切な作業だといえるでしょう。