愛車の盗難防止!おすすめの防止法

バイク盗難のリスクを理解する

オートバイはここ数年日本国内の出荷台数が減少傾向にあります。

これは主に若い世代でバイクを購入する人が減ってきているということが関係していますが、バイクの盗難件数は決して低いものではありません。

出荷台数が減っていることから、見た目の盗難件数も減少傾向はありますが、所有者に対しての盗難割合の高さはそれほど大きく減少をしているものではなく決して油断はできない状況が続いています。

バイク盗難件数についての統計を見ると、だいたい1日辺りに起こる盗難件数は全国で100件程度というデータもあります。

参考>>バイク盗難は1日あたり100件ほど

特に全国的に見て関西方面の盗難件数は高く、全国ワースト第一位の大阪府になると年間で1万2千件以上もの盗難が起こっています。

他にも福岡や東京といった都市部では盗難件数が高く報告をされているので、自宅に駐車しているときにも油断せずにきちんと防犯対策をしていくようにしましょう。

バイクの盗難が最も多く起こっているのは駐車場であり、次いで道路上、共同住宅といったふうに続いています。

バイク盗難を防ぐための基本

バイクの盗難を防ぐための工夫としてはまず最も大切になるのが「バイクを隠す」ということです。

バイクの盗難は駐車場で多く起こるのですが、これはやはり目につくところに人気の車種を置いてしまうことによりターゲットになりやすくなってしまうということが関係しています。

バイクを持っているならできるだけ屋根付き、鍵付きのガレージに保管をするようにして外部から簡単に侵入ができないようにしておくことが大切になります。

ただ最近の窃盗団はかなり本格的に組織犯罪をしてきますので、大人気の車種を持っている場合などには扉があるような駐車場にも平気で入り込んで来ることもあります。

そうした場合に備えてガレージにおいているからといって安心せず、車輪止めをしたりキーを挿しっぱなしにしないようにするといった基本的な防犯対策をしていく必要があります。

またバイクを持っている人は休日しか乗らないとしてもできるだけ毎日バイクの様子を見るようにして、何かシールやチラシなどが挟まっていたら細かく外すようにしましょう。

窃盗団のよくある手口としてはまず何かバイクに印をつけておき、数日後もまだその印が残っているようなバイクは持ち主の管理が甘いと判断してターゲットにするというやり方があります。

車輪を止めるだけでは足りない

バイクの防犯対策としては、単に車輪をロックで止めるというだけでは足りません。

よく使用されるものとしてはU字ロックやチェーンがありますが、そうした車輪を動かなくするというだけでは大型機器を使ってバイクごと持ち上げて盗まれてしまうこともあります。

ですので地面にある杭やバーにチェーンをつなげたり、持ち運びをしようとしたときに通報されるようなアラームやイモビライザーをつけておくのが勧められます。

自宅にロックがないという人のために「アンカーロック」や「アースロック」といった持ち運びしづらくする製品も売られているので、複数のロックをつけるようにしていきましょう。

実際にそのバイクが盗難されるかどうかというのは、その車種につけられているロックが3分以内に解除できるかということが基準になるとされています。

これから盗もうとする人に対し「簡単にはロックが解除できないぞ」というふうにアピールをするだけでもかなり高い防犯効果があります。

そして何よりもバイクの任意保険に加入し、盗難に対応をすることができるようにするということが大事です。